八戸本番当日。リハーサル中、細かい打ち合わせが出来ないこともあって、実際のステージでの動きの一つで、ラージアンサンブルでの椅子や譜面台の出し入れをどうするかの確認をしたところ、スタッフが少ないので演奏するメンバーにお願いしたいとのことでした。メンバー一同そのつもりでいたのですが、終了後カルテットもメンバーでやるのか確認しに舞台袖にいったところ、運営スタッフはいなく、そこには八戸商業吹奏楽顧問の小笠原先生だけが佇んでいたので、その確認の為にスタッフを探していると告げたところ、
「うちの生徒にやらせますから、、、」
のさりげない一言と、意味ありげなゼスチャー。
いくらアマチュアの集まりでも、チケット料金を頂く演奏会ではそれなりの責任を感じ、プレッシャーもあるなか演奏に集中するために、やらなくてもよい仕事はなるべくしたくないというのが本心。
それを察し、
「そんなことあなた達にさせませんよ。最初から生徒にやらせるつもりだったんだから、良い演奏するためにがんばってよ!!」
という気持ちを表す何気ない一言に感度を覚えました。
これぞ「アンサンブル」!!
音楽以外でもこういうアンサンブルができる「音楽」って本当に素敵だなと確認できる一言でした。
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